18.バギングの危険性は?
現在、医療的ケアとして、気切部からアンビューバックによるO2吸入を行っています。タイミングは、本人が希望した時です。危険性はありますか? ケアとしてはどうですか…?
<答>
低換気による低酸素を改善するのにとても効率的な対応だと思います。しかし、アンビューバッグによって加わる気道内圧が高くなりすぎると、合併症として肺胞の損傷(破裂)が危惧されます。自発呼吸のある方なら、そのリズムに合わせてバギングを行うこと、年齢や体格に合わせた容量のアンビューバックが準備されていること、その方の肺容量に合わせたバギングの程度(胸郭の動き方)を知っておくことなどがポイントとして重要と考えます。 滋賀大学教育学部 岩見美香(小児科医)
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